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♪♪ 飛騨の高山を訪れて∽∽〔5〕鄭容順

いよいよ宿泊するホテルに向かいます。

幹事の1人が「これから2時間後にホテルに着く予定です」と話される。
6時到着だった。ハプニングが起きて1時間ずれ込んで7時になるという。「宴会に入る前に必ず一風呂浴びて下さい」という注意がでる。
7時半からの宴会、一風呂と言っても忙しい。あわただしい行水になりそうだ。
この理由が後で分かった。
宴会の後の風呂は事故につながるので宴会前の一風呂と釘をさされた。
宴会の後は寝るだけということである。
バスは一路、宿泊ホテルに向かう。
右側にJR高山本線が見える。ローカルの鉄道、飛騨山に飛騨川、冬は雪深いという豪雪地帯それなのに真夏の岐阜は森林の緑に癒される。
2時間近く走るとJR高山本線下呂駅が見える。
飛騨川にかかる橋をバスは通ると飛騨路下呂温泉「水明館」に着いた。
かなり有名な宿泊施設である。
贅を尽くした快適リゾートの空間のホテルと宣伝されている。
木のぬくもりが伝わる宿泊施設、日本の美とも言える数奇屋造り青嵐荘、ほっとする温かみのある飛泉閣と山水閣、くつろぎの世界が広がっている。
私たちの部屋は6階、男子のグループは3グループに分かれた。女子6人は1つの部屋に集合した。ゆったりとした部屋、高野槙の風呂が付けられている。豪華に贅沢な部屋だった。
筆者は仕事の関係で関西・三重・福井・愛知と近郊の温泉旅館やホテルに何度も宿泊したがVIPはこうしたゆったりした部屋だっただろう。取材でお世話になる筆者はほとんどふとんを敷くといっぱいになる部屋だった。それでも何も言えない。宿泊費も何も出さない現場取材はどこに寝かされても何も言わず黙って仕事だけこなしたものだった。そして一緒になった部屋の人に気を使って朝は誰よりも早く起きてそっと抜け出して風呂場に行き化粧した。仕事で忙しくしていたので大きい風呂につかることはなかった。大抵部屋の中の風呂場で簡単に済ませたものだった。
近年、こうした関係の現場は若い記者が行くので筆者はこうした現場取材はしなくなったので現在の様子は分からない。
ゆったりとした部屋にふと40代後半から50代前半、猛烈に駆けずり回った時を思い出していた。
2人と4人部屋としてふとんが敷かれていたが1つの部屋に6人分のふとんを敷いて寝た。これがまた良かった。それぞれに家庭のことを話したりした。
急いで温泉湯に向かう。日本の三代風呂の1つと言われている。
温泉大浴場に急いだ。
名泉とひのきと高野槙と恵那のさび石の風呂。温泉に来てあわただしいのにもう1度入りたいという気持になるいい湯加減だった。
仕事で来ると大抵温泉に入るのは1回きりだったがあせらないでいる普段の筆者の性格に戻っている。ポワーンとした性格がでていた。誰にも気兼ねすることなくまた朝、大浴場に行ってゆったりと温泉につかった。仕事ではこんなことがなかったので心の贅沢をさせてもらった。
草津温泉、有馬温泉そして下呂温泉、三代名泉を思わせる湯加減だった。
大宴会場での宴会、カラオケを歌ったりして一通りの宴会となった。
そして2次会である。
多治見市在住の同級生が多治見市の地酒を持参した。銘柄は「三千盛(みちざかり)」、1つの部屋に男女が集まった。
日本酒は三千盛、洋酒も1本ある。氷を入れてオンザロックで飲んだ。つまみもスナックで頂くように大皿に盛って出てきた。
9時半ごろから11時まで。みんなわいわいがやがや楽しい。心おきなく話している。小学校の同級生たち飾ることも何もない。そのままの自分に戻っている。
とりあえず女性は11時半ごろ部屋を出て自分たちの部屋に戻った。
しかし男性たちはまたそれから話しが盛り上がって1時に寝た人、2時に寝た人がいた。小学校だったら教師に厳重注意される時間だった。
ここはもう還暦も過ぎた高齢者に足1本入れている年齢、自己管理の中でつもる話でいっばいだっただろう。
翌日の朝は7時から朝食、バイキング形式だがたくさんのレシピに満足、顧客に対するもてなしの心がそこかしこに出ていた。
朝、水明館の前で記念撮影、筆者のデシカメでホテルの関係者に撮影してもらった。写真は焼いて幹事の自宅に送った。近日に参加した人たちに発送する作業が行われるという。インターネットでお先に1枚紹介します。インターネットで先に見てしまうと写真が届いた時の感動が薄れるが写真はそんなに撮影していない。撮影したものが少ないので床の間に飾ってあった美女・美男を紹介します。お先にごめんなさい。
写真を撮影して9時半、宿泊したホテルを後にした。
次の見学地はまつりの森・高山ミュージアムに向かった。
そして多治見市在住の同級生とここでお別れすることになった。名残惜しいがバスは発車した。

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